おはようございます。松です。
現実でのあらすじです。
大和亜季ちゃんと渋谷凛ちゃんはやる気も十分で演出家にセリフについて談判するほど能力も足りています。一方で森久保乃々ちゃんは追いつくのでやっと。黒埼ちとせちゃんやアナスタシアちゃんからは励ましを貰うも、演出家からは自分を守らずに役になりきれと忠告され思い悩みます。
作中劇についてです。
かなり細かいので登場人物紹介・あらすじ・感想と分けて記します。
登場人物について
作中劇の登場人物についてです。
- アルバ
- 乃々ちゃん演ずる目的もなくジーリオの連れとして列車に乗っている少年。自責の念の強さもあり決断力に欠けるものの、優しさと勇気のある人物です。
- ジーリオ
- 凛ちゃん演ずるアルバにだけは優しい、他者には無愛想な少年。『願いが形になって叶う場所』の存在についてアルバに伝えたのは彼であり、そこに向かっています。
- 車掌
- 亜季ちゃん演ずる列車の車掌。亜季ちゃんが語り部兼任ということもあり、登場人物というよりシステムに近い存在です。また、ルール違反以上に嘘を嫌う性格。
- ミア
- ちとせちゃん演ずる「宇宙の糸で織られた布」を探す貴婦人。その布は包んだものの時を巻き戻す力があり、どうやら子供を蘇生したいようです。その帰りに連れて帰る子供の分も含め切符を2枚持っています。
- イレーネ
- アナスタシアちゃん演ずる不仲な両親から逃げてきた少女です。両親への報復を目的として、何にもならないとわかりつつも家出をしています。
- 母子
- 作中では黒塗りのモブキャラです。親子で一枚の切符しか持っていないので不正乗車となっております。
作中劇のあらすじです。
アルバとジーリオは『願いが形になって叶う場所』を目指し銀河を駆ける列車に乗っています。その最中にわし座での理想のために列車に乗りたくても乗れない「難民」の姿、や座での幻想的な景色などを見ました。途中、アルバはジーリオの静止を振り切り、切符を母親に預けている子供が切符拝見に困っているのをみてそれを弁護しました。はくちょう座では、その母子が切符不足で強制下車されることを知り、世知辛さを嘆きます。また、ミアやイレーネなど様々な事情でこの列車に乗っている人がいると知ります。
とかげ座では、強制下車される予定だった親子のうち、子供が過去でなく未来と向き合うと決めたミアに救済されたことを知りまた、イレーネも向かい合うために親の元に戻ると決断しました。ミアらもイレーネも下車します。その後、ジーリオの口から、自身が病弱で親の期待に応えられそうにないから家出しそして自殺するつもりであること、アルバをその心中の道連れにしようとしていたことが告げられます。アルバは今生の別れを惜しみつつも最終的にそこで下車し、別れ際には涙を流しつつも笑いました。
電車は出発。ジーリオは、死ぬのは止めて親の元へ帰ろうと車内にて決意しました。また、車掌も以前まで列車に縛られていたようですが自由の身になりました。
感想です。
後の方に書いてあることの方が印象に残ると聞くし、基本的に褒めたいですから不満な点から先に書きます。
- 不満な点。
ジーリオが自殺を取りやめたことと車掌さんが救済されたことはイベントが終わってからの第6話で伝えて欲しかったです。アルバとジーリオの今生の別れだからアルバの見せた笑顔が感動的だというのに、はい止めましたじゃ興醒めです。イレーネの存在が伏線なのと誰も死なせたくないのはわかりますが、わかるからこそ第6話に跨ぐべきだと思います。物語や脚本というより編集や演出の問題です。
- 良かった点。
上述の不満な点以外はとても良いと思います。想像の余地(なぜアルバが列車に乗っていたのか?列車に乗る為の条件は?心情でどのように切符が変化するのか?など)を残しつつも物語として仕上がっています。個人的には、列車に乗ること=半端な覚悟のもと目の前の現実から目を逸らすこと、かなと思います。
また、期待に応えられず思い悩み全てを投げ出そうとするも思い止まり自分に期待をしてくれる人物の元に戻ってくる、というジーリオの姿は、アルバ以上に乃々ちゃんの生き様に近く、なんだか感慨深いです。
気になったシーン。
- ログでの補足説明です。
今回のコミュでは、一部のファンタジーな設定についてログにて補足説明がなされます。細かい工夫により世界観に入り込むことができます。
- 「Driving My Way」?
ちとせちゃんで自分の道を決めると言えば、「Driving My Way」です。「athanasia」もとっくにやりましたし「躍るFLAGSHIP」やこの曲を実装してほしいですよ。木村夏樹ちゃんの出番ですし。
- アルバのラストの笑顔です!
ジーリオと出会い、様々な人物や景色に触れ、自分の意思で下車を決断します。この時点の情報ではジーリオはアルバの最初の、アルバはジーリオにとって最期の友達なのです! それにしても泣き笑いの顔というのは絶対エモーショナルだからずるいですよ。
ということでイベント「さよならアンドロメダ」の途中経過と感想でした。
[さよならアンドロメダ]森久保乃々ちゃんを迎えたり特訓したりしました!
はるか時空を越えた銀河の光をも覆い隠す暗雲。そしてそぼ降る涙雨。非力を嘆き自責の念に囚われた乃々ちゃんの心情を顕しています。
でもそこから乃々ちゃんならきっと少しは強く、いやマシになろうという克己心が乃々ちゃんにはあると知っています! 信じてます!
ラストシーン。きっと乃々ちゃんも、ジーリオの人生と自分を重ね合わせて泣いているんだと思います。そう考えた方が乃々ちゃんの成長譚として深いですから。
余談ですが、この記事ではHTMLをちょっと頑張りました。今後イベント予告記事なんかでも余裕があれば活用しようかなと思います。
ご覧いただきありがとうございました。