こんばんは。松です。
イベントコミュ「ワタシ御伽ばなシ」の感想です!
あらすじは省略。
考えさせられる面白いコミュでした! 「キャラクターは作者のデク人形なのか」というのを題材としたお話であり、リデル(ライラさん)の演技が光っていました。
また、古賀小春ちゃんの「ハッピーエンドにも関わらずお話から抜け出したいお姫様」を理解するために人の話を聞いて情報を集めていましたよ! まあ、他者を絵本の世界に閉じ込めようとするあたりはヴィランであり、小春ちゃんの思うようなヒロインとしてのお姫様ではないですが……
あと、自分の世界に籠る為に描いていたはずなのに売れてしまったが為に自分の世界の童話が描けなくなってしまった作家、というマーガレット(森久保乃々ちゃん)のキャラクターは好きです。
ノブレス・オブリージュ。本人ではどうにもならないしがらみに雁字搦めにされる悲哀、好きなんですよ。ところで、乃々ちゃんも「やけくぼ」を強いられたり隠れているのを前フリ扱いされたりしたのかな……
閑話休題。
ただラストについて、リデルの物語を書き換え「彼女の活躍は続く」とするオチにして、テーマと思しい「キャラクターは作者のデク人形なのか」を投げ捨ててしまったのは残念です。続編を創造するならともかく原本を書き換えるのは反則技でしょう。
リデルの出る童話の世界にお客さんも含めて全員参加、というのはアトラクションらしさとして正解なので悪いとは思いませんが……
個人的には「一つの物語を繰り返すのに疲れただと、それは違うぞ! 例え登場した物語がたった一つでも、読み手の数だけあなたの活躍する世界は存在する! そして読み手の想像により原作とはまるで異なる世界も冒険できる!」くらいは言って欲しかったです。ただ、これは同人とか二次創作に通ずる話になるから荒木比奈ちゃんがいないと厳しいかもしれませんね。
あと、私の考えだと「デク人形の操り師が変わった・増えただけで本質的には変わらない」という反論は逃れられません。
ということで、「ワタシ御伽ばなシ」のコミュ感想でした。
のんびりしてたら明日がイベント最終日でした。
ご覧いただきありがとうございました。
↓荒木比奈ちゃんの「泡沫のアイオーン」収録。