松のデレマスブログ

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「票交換」について思うこと。

こんばんは。松です。


  この記事の内容はどこまで行っても私の意見です。他の人がする分にはご自由にと思いますし、勝った方が正義だと言われれば返す言葉もありません。


  まず、「票交換」とは「Stage for Cinderella」において、ルール上自分の担当アイドル一極集中はできず他のアイドルにも投票する必要があることから始まった取引です。
  内容としては、「5枠の内であなたの担当アイドルにも投票してあげるよ、その代わりあなたも私のアイドルに枠を割いて投票してね」というものです。

  私が考えるに、これは評価指標の悪用であり「Stage for Cinderella」の人気度を測る目的やダイマなどの交流の面白みを廃し、単なる数字のゲームにする行為であり、良くないです。

  順を追って説明します。まず当たり前ですが、運営側は各アイドルの人気度・注目度を測る指標として「シンデレラガール総選挙」や「Stage for Cinderella」という選挙制を採用しています。

  ここにおいて、「シンデレラガール総選挙」が「Stage for Cinderella」というルールになった理由として、途中で「ボイスアイドルオーディション」が存在したことと実質的に1枠(シンデレラガール総選挙では一極集中するのが得策であった)→5枠×4グループになったことから「あなたの一番ではなく2位以下でも好きなアイドルを教えてほしい」というものであると考えます。
  そしてそれはこの仮定の上では、「Stage for Cinderella」の本懐とも呼べまして、それを前提に話を進めます。

  その中で、「票交換」は擬似的に自分の5枠を一極集中にすることが可能な手段であります。以下は例です。

・Aさんは○○(アイドル名)に一極集中したい
・Bさんは××に一極集中したい
・Cさんは△△に一極集中したい
・Dさんは□□に一極集中したい
・Eさんは◇◇に一極集中したい
・全員、1000票持っている

  こう言った場合、普通にやれば自分の担当アイドルに1000票、それ以外のアイドルにバラけるように投票するのが関の山です。
注:バラけさせる理由は、選挙制とは差をつける制度なので、推し以外の最大値を抑える(推しの票数とそれ以外の最大値の差を最大にする)ために平均値にすべきだからです。死に票にする目的で勝ち目の薄そうなアイドルを見定めてそこに投票する手もなくはないです。
  しかし、上記の5人がグルになってそれぞれのアイドルに投票し合おうと談合すれば、それぞれ実質的に1人で5000票ずつ投票することが出来てしまいます。

  そしてこれでは「Stage for Cinderella」の本懐と思しい「あなたの一番ではなく2位以下でも好きなアイドルを教えてほしい」から外れてしまいます。
  さらに、これは単なる票の取引とすることが可能で、ダイマなどの交流などの面白みやそれによる意外なアイドルの発見なども出来なくなってしまいます(ただし、ダイマを見てから良さげなアイドルを選別する票交換の参加者がいることは承知であります)。ともあれ、数字の上では票交換により担当アイドルを優位に押し上げることは確かに出来てしまいます。


  よって「票交換」はアイドルの人気や知名度を押し上げる選挙活動ではなく、むしろ「Stage for Cinderella」対策の数字のゲームと呼べるでしょう。これは運営のアイドルの人気度を測る目的やダイマなど交流を促す効果を無視した行為であると言えます。


  ということで私は、「票交換」を良く思いません。


  ちなみにこうした評価指標への対策がされて計測が上手くいかなくなってしまうことを「グッドハートの法則」と言います。グッドハートは人名です。例えば個人の学力を測り適切な教育を与える基準を定めるためのテストなのに、学習内容についてここはテストに出るから覚える、ここは興味をそそるけどテストに出ないからスルー…… とかなってしまうことです。


ご覧いただきありがとうございました。